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【観劇感想】MCR「墓掘り人と無駄骨」ネタばれ少し含む

ネタばれイヤな方はこちらのネタばれ無しバージョンを!http://nantomogeki.hatenablog.com/entry/2017/11/11/145539

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「文化や価値観があまりにも大きく違う人」ってどう接しますかね?

 

自分は、違う文化に興味はあるし、話してみたいと思うけど、深く関わるのは躊躇しちゃいます。

 

殺し屋とOLが出会ってしまい、恋に落ちる話です。

 

殺し屋とOLがそれまでの人生感とお互いの価値観の違い故に絞り出してくる言葉がなんとも愛おしいです。

 

さらにそれに大きく関わる1人の男が背負っている過去が明らかになっていくのがとても引き込まれる。

世の中には知らない方がいいこともたくさんあるのに、知ってしまうとより知りたくなる。でもどこまで踏み込むのかって難しい。

それまでの自分の生き方との天秤かけですね。

 

あと幸せと不幸についても考えさせられました。幸せになったらそれまで自分を不幸にさせてた人を許せる?ううん?

 

最後は自分も好きなSEKAI NO OWARIの曲が流れるんだけど、これまた合うんだなあ。

 

殺し屋ってきっと色んなタイプがいるんだろうけど、なんか安心できる殺し屋を演じた川島潤哉さん。登場シーンでいきなり惹きこんできたOLの佐藤有里子さん。浮浪者がめっちゃ似合いすぎる本井博之さん。いい感じにやな感じだった篠本美帆さん。独特の間と言い方がめっちゃ面白い澤唯さん。いつもの勢いツッコミから後半一気に重要人物になる堀靖明さん。飛び道具すぎて大笑いした伊達香苗さん加藤美佐江さん。うわ、見た目の可愛らしさとボスって役のギャップが逆に自然に思えた後藤飛鳥さん。

そして客演のみなさんを重要な役に据えて、どちらかというと脇役に徹したMCR劇団員のみなさま(ダテカナさんは劇団員ですが)。

 

もう一度観てセリフを噛みしめたくなる作品でした。