19歳の女子大生映画監督、松本花奈監督の『過ぎて行け、延滞10代』を観て来ました。
中学の頃から映画を撮り始めて、17歳の時に撮った『脱脱脱脱17』が夕張国際ファンタスティック映画祭で賞をとっています。
そんな松本花奈監督の最新作です。舞台挨拶もやっているということで、新宿ケイズシネマに向かいました。
過去に2作品ほど観たことあるのです。
その時は、全身を緑色に塗りたくった人が踊るというトリッキーな演出があったり、主人公たちのたどり着いた先が場末のストリップ劇場だったりと、ヤバ作品というか若さというかが溢れ出してて、このヒト何考えてんの!?って感じでそれはそれですきだったんですが!
今回は、
正統派で来たーーー!!!
やっぱりいいですね、正統派。
思い入れのある音楽と、星空と、会えない家族と、田舎の風景と、、、
胸がキュッとなりますね。
主人公たちが悩みをもっていて、それを何とかするために10代らしいもがきをするってのは、ありがちではありながらも、10代の監督らしい実感を伴った悩みとしてビシバシ伝わって来ます。
この主人公たちが10代の思春期らしい悩みをもちもがいていく姿を描くってのは過去に観た作品でも共通したところです。タイトルも『脱脱脱脱17』『過ぎて行け延滞10代』と年齢が入っていて、松本監督も強く年齢を意識しているのでしょう。そういう意味では、少なからず松本監督の心の中にある10代として感じる悩み、痛みや喜びが作品に投影されているのかなと思います。
自分ももちろん10代だったことがあるので、わかる感覚もあったり、でもこんなことできなかったなあなんて思ったり。
本当にキュッっとなる作品でした。
12月15日(金)まで 新宿のケイズシネマで、12時からと15時半からやってます。もしお時間あればぜひ!
多分舞台挨拶も毎日やってるんじゃないかな。
松本監督美人ですよ!
情報はこちらとか↓
https://twitter.com/entai10/status/928499427630710784