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【観劇感想】劇団やりたかった『オズの魔法使い』

劇団やりたかった「オズの魔法使いを観てきました。

 

なんとも素敵、且つまぎらわしい劇団名ですね。

でも面白いのは劇団名だけではありません。

劇団の団長の木下さんは、路上で一人芝居を日々行っていて、そこで公演を宣伝しチケットを売っているのだそうです。路上芝居がどこであるかは予告はされていないので、観るためには運良くどこかで会うしかないのです。自分は残念ながらまだ観られたことがない!!

でもこうして路上芝居をすると普段演劇に触れてない人に対してアプローチができますね。

でもこれ、並みのバイタリティじゃできないハズ。路上芝居で人を惹きつけるって本当に難しい。きっと心が折れるような時もあることでしょう。でも続けていることで、確実に惹きつける魅力を得ているんだと思います。ホントすごい。

ちなみに路上芝居の様子はインスタグラムに上げているそうです。

https://www.instagram.com/gekidanyaritakatta/

 

さて、公演ですが、今回は特別番外公演ということで、6歳以下は5円、小学生は50円、大人が2000円です。さらに過去に劇団やりたかったを観た大人は500円引きでした。いいねえ。

自分は過去に観てないし、小学生じゃないし、6歳以下でもないので2000円払いました。

 

中に入ると、柔らかめの床に座布団が比較的余裕をもって置いてあります。なんかみんなくつろいで持ち込んだお菓子とかジュースとか飲んでます。4人組のお客さんなんか丸くなってピクニックかお花見に来たかのように話してます。すげーなこの空間!劇場の開演前でこんなやわらかい雰囲気で、のほほんとくつろいでるの珍しい!2歳くらいの子連れもいます。自分もたまたま持ってたお菓子を広げます。

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しばらくすると、案内役のような演者が、写真撮ってオッケーとかおこちゃまもいるから優しい気持ちでとかを説明します。そしてみんなで「ドロシー!」と小学校の演劇鑑賞会っぽく主人公を呼んでスタート。

 

基本の話は「オズの魔法使い」。かかしやブリキやライオンとオズの魔法使いに会いにいくお馴染みの話。(原作の細かい正確なストーリーは自分もわからない)

その中に面白要素をたくさんぶち込んできます。登場人物の表情がやたら濃かったり、動きがコミカルだったり、自分も分からないような懐かしドラマのパロディを入れてきたり。個人的には、川原で石を投げて仲直りするシーンが最高でした。

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そして、いよいよオズのいる城へたどり着くのですが、

極め付けは、オズがすっごいおっさんでした。

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しかも関西弁です。

でも関西のおっちゃんは、なんだかつい納得してしまいそうな理論で次々とドロシーたちの願いを叶えます!?

そして最後は某CMでも流れてる歌を歌います。フルコーラス音源無しで歌い踊り切るという力技。心、強い。

 

終演後は、ぜひぜひどうぞということでキャストと記念撮影。結構たくさんの人が撮っていました。自分も居合わせた知り合いと共にパシャり。

 

芝居内容はもちろん、劇場の雰囲気や受付での案内もとても優しく温かい気持ちになる公演でした。ちびっ子が15人以上も観に来た回もあったようです。

 

次の本公演は6月とのこと。

次はどこかで路上芝居を観てチケット買いたいなあ。

劇団やりたかったHP

http://yaritakatta.wixsite.com/gekidanyaritakatta