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ダダ・センプチータ『まってました。』振り返りっぽいやつ

ナントモです。

コントユニットゆるふ酒改め、ダダ・センプチータ『まってました。』無事終演しました。

 

エア運びを手伝う人 、超高速妻の夫、ボケたおばあちゃん、ティッシュが欲しい人、世にも奇妙のタモリ、Mステのタモリ、土下座するとホンジャマカが出てくる男、田中、竹野内豊の髭だと思う人、親スピッツ、サトモリさん、そしておっぱいバレーとちんちんバスケのカード、などの役でした。

 

とてつもなく不思議で、とてつもなくくだらないコントを、思い切りやりましたね。

 

振り返りを書こうと思って、色々考えたんだけど、稽古の事とか小屋入ってからのこととか本番の事とか、書いても陳腐な感じがして一旦PCを閉じました。

 

じゃあ写真でもおいとこうか。

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今また開きました。そうですね。

一つ確実なのは、前から好きだったこの団体が、出演してからますます好きになったということです。

 

ダダ・センプチータは、改名前、ゆるふ酒と名乗っていました。

その名の通り、ゆるい感じで稽古も進みました。

 

しかしお笑いへの思い入れはゆるくはなかったです。

メンバーも客演陣もお笑い詳しい人がいて、休憩中や飲みの席で語るお笑いやラジオの話は、すごく濃いものでした。

 

そして、ダダプチメンバーの絆も、束縛するものではないけど、しっかりつながっているなと思いました。

 

私が今回一番好きだったコントは、ほぼダダプチ役者陣の3人サトモリさん、坂本さん、梁瀬さんのみ出演の「火花」でした。一番長いコントでもあります。稽古初日にはなかった作品です。稽古期間中に、作演出の吉田さんが3人を思い浮かべて、ダーっと書き上げた作品だそうです。それがあまりにも3人にぴったりはまってました。これが短期間でガッと完成されていくのを見て、この団体の絆を感じました。吉田さんは3人の新しい引き出しを出すつもりで書いたとも、終演後言っていました。

 

小屋入りしてからのダダプチメンバーの動きがとても素敵でした。

 

劇場という場での経験値は、主宰で作演出の吉田さんよりも、ダダプチ役者陣の3人の方があるように見えました。仕込みでは吉田さんに加えて3人と今回音響の中村さんが中心となって仕込みを指示していました。心強かったです。検討事項があるときは吉田さんが他のダダプチメンバーを頼りにしていることがよくわかりました。

 

 観た方はわかると思うんですが、途中髭を浮かせる演出がありました。

 

本当は髭を空中から吊る予定だったんですが、劇場でうまく吊れなくて、かなり試行錯誤してました。結局代案の、「黒子が棒で髭を支えて浮いてるていにする」ことになったのですが、ダダプチメンバー(とあと何度も出演しているノンタクトさん)は、時間ギリギリまでなんとか浮かせようとしていました。

 

なんだろう。できるだけ吉田さんの考えを再現したいと一生懸命になっているように見えました。

 

 

最近「なんでClownCrownに入ったの?」「なんでClownCrownにいるの?」「ClownCrownはなんちゃんにとってどんな位置づけなの?」みたいなこと聞かれることが多いんですね。

 

なので、自分も気になったんです。

 

だから公演期間中、何人かのダダプチ(ゆるふ酒)メンバーに、「どうしてゆるふ酒入ったんですか?」みたいなことを聞きました。

 

そしたら、「大学の友達がこういうのあるよと教えてくれて…」みたいに経緯を話されて、「あ、聞き方間違えたな」と思ったんですが、あえてまた深く聞かないのもいいか、なんか知らないけどこの人たちは、ゆるく、でもしっかりとつながっていて、客演も心地よく居させてくれるってことがわかればいいかな。と思いました。

 

なんなんだこの文。ダダプチへの愛を語るみたいになって気持ちわりーですね。

でもほんとみんな面白い人たちでした。天才と天然としっかり者と盛り上げ役がいいバランスでいました。

 

みんなの別の演技も見てみたいし、ダダ・センプチータももっといろんな人に見てもらいたいですね。

 

というわけで、ダダ・センプチータおよび関係してくださったみなさま、観に来てくださったみなさま、応援してくださったみなさま、ありがとうございました!

 

最後に、CHARA「やさしい気持ち」のライブバージョンを置いておきます。

 

どの回も鉄板で笑いをとっていた、長谷川まるさんのCHARAですが、決して誇張ではなく忠実にCHARAを再現したのだということがお分かりいただけると思います。必見です。2:00くらいから歌、4:03くらいからは圧巻です。

 

ではでは。